リモートワーク企業=怪しい会社と疑われる現実。マネーロンダリング用法人と間違われてしまった話。

リモートワーク企業は怪しい会社と思われて、信用金庫でマネーロンダリングと間違えられた体験談をお伝えしていきます。この記事では

  • リモートワーク企業を立ち上げたい人
  • リモートワーク企業で働いている人が

リモートワーク企業が、ふつうの会社と違ってちょっと大変なことがわかる動画になっています。動画で見たい方はこちら

https://youtube.com/watch?v=HsmfJskwTbM

信用金庫に法人口座をつくりに行った時の事件

会社代表である僕は、今後の資金調達のことなど考え、そろそろ信用金庫さんとのお付き合いを始めたい…と思うようになりました。僕はまず、信用金庫に法人口座をつくりにいきました。そこで事件が起きるわけです。

信用金庫に弊社の住所・電話等を伝えてみたところ…

近くの信用金庫で「法人口座をつくらせてください」と、お願いに行きました。口座開設にあたり、弊社の住所・電話など、弊社の条件をいろいろと聞かれました。

  • 本社住所はコワーキングスペースに登記
  • 固定電話はない
  • 資本金は300万円と少なめ
  • 業種はITのシステム開発
  • 今期で設立4年目と浅め

すると信用金庫の方からいぶかしげな、怪しむような顔をされて「もっと御社の住所と近いところと取引した方がいいですよ」と、断られてしまいました(笑)その信用金庫さん、うちのコワーキングスペースから歩いて10分くらいの所にあって、十分近いんですけど……(笑)どんな狭い商圏のところで商売なさってるのかわからないですが、「お付き合いはもっと近いところで」という断り文句で、こちらでの口座開設を断られてしまいました。

そしてなぜか、マネーロンダリングの疑いが

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それから「リモートワーク」という僕の言葉が、信用金庫の方の中で、どうも「マネーロンダリング」と勝手に結びつけてしまったようなんです(苦笑)これでは開設できるはずの口座も開設できませんよね(泣)聞き慣れない用語が出てきましたので、少し横道にそれますが説明してみたいと思います。

「信用金庫」「マネーロンダリング」とは(用語)

「信用金庫」「マネーロンダリング」について、少し解説してみます。

「信用金庫」銀行との違い(経営理念)

「銀行」は

  • 銀行はわりと大きめな規模の金額を融資することを専門
  • 対象地域を特に問わない

のですが信用金庫の場合は、銀行とは経営理念がちがいます。信用金庫では、ごく限られた自分の商圏を対象にしています。例えば

  • 自分の町(まち)範囲のつきあいで
  • その町の小さな事業者・個人を支援する

ための金融機関です。弊社のような小さい会社は、信用金庫さんの方がお付き合いしやすいのではと思い、まずそちらに出向いた理由でもあります。*銀行と信用金庫の違い

経営理念の違いで組織のあり方がそれぞれ異なります。 銀行は、株式会社であり、株主の利益が優先されます。 また、大企業を含む全国の企業等との取引が可能です。 信用金庫は、地域の方々が利用者・会員となって互いに地域の繁栄を図る相互扶助を目的とした協同組織の金融機関で、主な取引先は中小企業や個人です。一般社団法人全国信用金庫協会より

マネーロンダリングとは

見慣れない用語の2つめ、マネーロンダリングについてです。マネーロンダリングとは、違法な方法で例えば

  • 麻薬の売買
  • 脱税

これら不正な方法で手に入れた現金を、架空の取引などを使って、普通に使えるお金にすることをマネーロンダリングと言います。詳しくはぐぐっていただきたのですが「資金洗浄」と呼ばれているものです。*マネーロンダリングとは

日本語でいう資金洗浄のこと。 麻薬取引、脱税、粉飾決算などの犯罪によって得られた資金(汚れたお金)を、資金の出所をわからなくするために、架空または他人名義の金融機関口座などを利用して、転々と送金を繰り返したり、株や債券の購入や大口寄付などを行ったりします。wikipediaより

リモートワーク=悪用!?

そのため、いわゆる「実体がないリモートワーク企業」などを間に介して

  • 売り上げとして会社にお金を入れて
  • また個人にお金を戻す

のような仕組みですね。今はいろんな犯罪がありますので、怪しい取引で手に入れたお金が犯罪に利用されたら、金融機関が困るのももっともです。まだ世間に浸透していない、実体のないように見える「リモートワーク」が、マネーロンダリングなどに「悪用」されてしまうのではないか!?と、うちの会社も疑われてしまったようでした。

リモートワークは実体がない=怪しい!?

金融機関サイドの目から見てみると、住所や固定電話など「目に見えるもの」がなく ぱっと見、実体がないリモートワーク企業というものは、ちょっと不安なんですよね。では会社を証明しろと言われても、確かに

  • 登記簿謄本
  • 決算書

などは手元にあるんですけど

  • 実際にモノを売ってるわけでもなく
  • 目に見えないシステムを売っていて

そして

  • 社員も全員リモートワークで、東京にはいない
  • オフィスはいろんな人が入っている「コワーキングスペース」

こうして並べてみると怪しさ満点ですよね(笑)金融機関はいまだに堅いところが多いので、実体がないように見える僕たちの働き方は、不安材料になるのだと思います。

目に見えるものがないリモートワーク企業は金融機関から見ると不安

リモートワーク企業では、会社の実態を証明しにくいのも事実という話をしました。もう少し現実的な面からも、弊社が法人口座を作りにくかった点をあげてみます。

何かあった時に担保がない

担保とは、お金を貸す時に

  • 万一お金を返せなかったら
  • 代わりに土地を渡してね

と言う約束です。担保がないと、お金をなかなか貸しづらい原因になります。お金を貸すということは、何かあったときにお金が返してもらえない可能性があるんです。そのため、担保があった方がお金を貸してもらいやすくなります。

上司に説明しにくい

法人が金融機関(銀行・信用金庫)に口座を作りに行った場合

  • 担当者がいて
  • その担当者が上司に

「〜〜の会社がうちで口座を作りました」と報告するのだと思います。そのとき、会社の雇用形態がリモートワークだと、直結の担当者は、上司に説明しにくいのだと思います。また法人の場合、借りたお金が返せないリスクも、もちろんあるわけです。お金を上手くお金を借りて、利息含めて返済していけば、信用金庫にとっての売り上げに貢献していけます。しかし実体がないと思われているリモートワーク企業にとっては、口座をつくるおつき合いの第一歩から困難だったりします。

担当者がリスクを負う理由がない

金融機関では、法人の口座を開設するだけでも、担当者、上司とも、何らかの責任を負うことになるのでしょう。パッと見、あやしい会社に法人口座をつくってあげるリスクを、担当者が負う理由はおそらく無いんだと思います。その理由で、最初の体験談「もっと近く徒歩10分以内…徒歩5分の信用金庫を、他に探して」という理由で、おつき合いをお断りされてしまいました。

リモートワーク企業ができる対策

口座開設を断られやすかった状況から、対策を2つ考えてみました。

既に取引のある経営者の紹介で口座開設する

既に取引のある経営者さんの紹介で口座開設に行く方法です。やはり金融機関は、信用を大事にするところがあります。

  • その信用金庫で既に口座をつくって取引をしている経営者を見つけ
  • その方の紹介で行く

方法があります。やはり紹介ですと、なかなか金融機関も断りづらいところがあると思います。

資本金と自己資金を多めに用意しておく

次に、資本金と自己資金を多めに用意しておく方法です。これは担保のことに関わるのですが、自己資金が多ければ多いほど、信用される傾向があります。資本金や自己資金、例えば300万ではなく1000万あったとします。3桁→4桁、ひと桁かわると印象もかなりちがいます。1000万円くらいあればおそらく口座も開設できたのではなかったかと思います。

まとめ:まだまだ理解されるには時間がかかるがやる価値はある

弊社のようなリモートワーク企業は実体がつかみづらく、担保も取りづらいです。信用金庫の担当者側にとってはちょっとリスクの高い案件だな、という印象があります。その対策としては

  • すでに取引のある経営者さんの紹介で行くこと
  • 自己資金を多めに用意しておく

ということになります。金融機関のようなお堅い業界からは、なかなか理解されないリモートワークです。理解されないからこそ、リモートワークが認知されるように、僕たちは頑張っていこうと思います。このくらいでめげることなく

  • どんどんリモートワークの普及・認知に取り組み
  • どんどん良いシステムを開発していきたい

と思っております。最後に、金融機関、特にいろいろな信用金庫を頑張って回りまくった結果、とある信用金庫さんと無事、取引ができましたことをご報告して、この記事を終わりたいと思います。

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