こんにちは。Webマーケティング&サイト解析ツールに詳しい打田裕馬です。
この記事では、簡単にWebサイトのアクセス解析ができる簡単ツール「Clicky」をご紹介します。
この情報は、Web業界で最もメジャーなアクセス解析「Googleアナリティクス」で
- 入れる前、入れた直後に挫折した
- 難しすぎて、もう全然見ていない
人には、絶対に読んで欲しいです。
今回は「Clicky」初級編なので、本当に簡単なアクセス解析の方法しかしないんですけど、
僕がいつもClickyを、どんな風に有効活用しているか、実際のPC画面をお見せしながら解説します。
Clickyとは?(初級編)
この画面の通り、地味でダサい、UI(デザイン)も古いんですけど、わかりやすいツールです。
あまりWeb、アクセス解析に慣れていない人でも、全然使えるツールになっています。
googleアナリティクスとの違い(無料アクセス解析)
アクセス解析で一番有名なのは、やはりGoogleアナリティクスだと思います。
Googleアナリティクスは
- 無料で使えて
- 機能も豊富
なのですが、ただ・・・すごく難しいんですよね(泣)
googleアナリティクスは、その「使い方」だけで、
- 本
- 解説サイト
がたくさんあるくらいです。
出来る事柄はとても多いんですけど
(例)
- Segmentや、ユーザーの識別、分類
- (ECサイトの)ゴール設定…カートに入れて注文ボタン押したらゴール
こういった複雑な設定もできるんですけど、複雑なゆえに、ボタンの種類とかもすごく多いんです。
僕もそうだったんですけど、どこを見ていいのかわからない・・・という難点があります(><)。
だんだんアナリティクスの画面を見るのがイヤになってきて、結局、アクセス解析はやらない・・・と。
いくら機能が良くても見れないなら、本当に、意味がなくなってしまうんです。
それなら、もっとシンプルなツールがいいよね・・・ということで。
僕が「Clicky」というアクセス解析ツールを発見しました!
Clickyはどんな人に向いている?
向いているのは、アクセス解析に慣れてない人で、あまりWebに強くない方、です。
僕のイメージですと、
- 自分で事業をされていて
- 社長をしているけど、自分が営業・マーケティングもして、お客さんを取ってくる
社長さん・個人事業主さん
に、めちゃくちゃ向いていると思います!
ですので、Googleアナリティクスに挫折するくらいなら、「Clicky」を使っていただければと思います。
Clickyで見るべき箇所(Webマーケティング)
Clicky(初級編)では、見るべき場所は、ユーザー、リンク、場所(マップ)、です。
ユーザー
どんな人が来ているのか?
誰が、どんな動きをしているのか?
リンク
どこから(どのWebサイトから)来たのか?
場所
どの場所・ロケーションから、あなたのWebサイトに来ているのか?
「リアルビジネス」を運営する方へ(店舗)
実際に店舗を持ち、地域、年齢、性別などターゲットを絞った商売には、
- 店舗型ビジネス
- 特定の地域(〇〇区、〇〇市)
収集したWebデータがリアルの店舗経営に生きるため、何かしらのアクセス解析は、絶対に必要です!
Clicky(初級編)では、この3つ(ユーザー、リンク、場所)さえ見ておけば、最低限のアクセス解析ができます。
今後の改善点に生かすことができます。
次に、僕のClicky画面を見ながら、みなさんと一緒に、
- 僕がどんな風に解析をして
- Webサイトの構成にどう生かしているか
を、お伝えしていきたいと思います。
僕(打田)の実例を紹介(WordPressでの使い方)
こちらは僕のClicky、トップページです。
Clickyのログインした画面で、上にメニューバーがあります。
その中に、最初に見るべき3つ「ユーザー」「リンク」「場所」(マップ)があります。
実際の解析に入る前に、注意事項をを2点、ご説明します。
注1: Segmentの紹介
実はClicky単独でなく「Segment」という便利な仲介ツールを通じて、Clickyの設定をしています。
皆さんも同じように出来ますので、ぜひSegmentを通じた設定にしてみて下さい。
注2:日数の範囲指定(長めに)
こちらのアクセス解析「Clicky」の範囲は、初期設定(デフォルト)では「今日」になっています。
今日一日分を分析しても、最初のうちは絶対数も限られ、なかなか傾向が見えないです。
なので僕の場合は、
- 1ヶ月(28日)
- 2ヶ月(60日)
で見ることが多く、今回は「2ヶ月」(60日)で見ていきます。
お待たせしました。いよいよアクセス解析、1つめは「ユーザー」です。
1.ユーザー (サイト訪問者)
どんな人が訪問してくれているか?まず最初に見るべき所は「ユーザー」です。
今その人がログインしているわけではないので、一員に特定できるわけではありませんが、
例えば
IPアドレス(インターネット上の住所に近いもの)は、僕のWebサイトを何度も訪問してくれている場合、
「どの人」と「どの人」が同一ネット環境からアクセスしてくれたのか、訪問者をある程度、ひとくくりにしています。
アクション数
1アクション、3アクション・・・これがけっこう重要です。
3アクションしてくれている人をクリックしてみると・・・
どんな風にサイト上を動いたか、Clickyで見てくれるんです。
この3アクションの訪問者は
- 那覇からアクセスをしてきて
- メルマガの登録ページに2回来てくれてるようで
- その後、トップページを見てくれた
・・・という動きがわかります。
他に、参考になりそうな人を、画面で見てみます。
僕が以前作成した、PHP(プログラミング言語)を学べる「Laravel」の動画教材に来てくれた人は
僕が発行しているメールマガジンから来てくれているようなので
「この人はおそらく、僕のメールマガジンを登録してくれているのだろう」と。
- いろんなページを見たり
- サイト内でもワードで検索行為をしてくれて
僕の公式Webサイトをけっこう活用してくれているんだ・・・!
ということが、Clickyの解析結果からわかります。
では、この、メールマガジンを登録してくれた人に対して
今度Webサイトに来てくれた時のために
- 新サービス紹介など、特別なページを用意したり
- Chatbotのウィンドウを出して質問・ご意見に答えられるようにする(準備中)
こういった追加のアクションができるのです。
そうすると、
- 来てくれるユーザー数が増えたり
- ページを見るだけでなく、商品を買ってくれたり
実際の、購買行動につながる可能性があります。
ですので、特に重要なのは一人の人が、様々な動きをしてくれてる例ですね。
他にも、複数アクションしてくれている人を見てみます。
「リファレル」というのは、
- どこから
- 僕のWebサイトに来たか
わかって
・・・この方は、Youtubeから来てくれた人ですね。
- 僕のWebサイトの「トップページ」をちらっと見た後、
- 「プロフィールページ」に行って、30秒くらい読んだ後
- 再び「トップページ」に戻った
という動きになっていました。
この解析からわかることは、この方、
僕のプロフィールページには、30秒しか居てくれなかったので
訪問者:「君のプロフィールページ、つまんないよ・・・><」
という風に、僕自身は受け取りました。
プロフィールページ、前から、改善しないといけないかなと、思ってはいるんですけど・・・。
- 先延ばしにしていたプロフィールの改良、
- やらないといけないこと
が、アクセス解析の結果から、わかるんです。
このClicky「ユーザー」画面を見るだけで、かなり色々な思いを巡らせることができるんですよ。
検索ワードについて
訪問者の「検索ワード」気にする社長さん、Web担当者さんの多くは
「どんな検索ワードで、自分のWebサイトに来てくれているのか知りたい。」
「検索は見なくてもいいのか?」と思うかもしれないんですけど、
「Secure Search」(検索)は見なくていいです!
理由:今はほとんど、この「Secure Search」(セキュアサーチ:安全な検索)になっていて、
ユーザーが何のキーワードで検索したのかを、個人情報の観点から、取らせないようになっています。
そのため、「検索」ワードはわからないので、見ても仕方ないのが現状です。
ある程度、検索キーワードでアクセスを取るために、何かしら施策を考える必要性はありますが
- Clicky
- グーグル検索
ではなくて、特別な方法でないと、検索ワードの情報は取れないんです。
したがって、Clickyでは、検索ワードを取るのはあきらめた方がいいです。
2.リンク(どこから)
リンクは「どこから来てくれたのか。」がわかります。
他のページから僕(打田)のサイトに来てくれた人は
どんな参照元から来てくれたのか・・・「リファレル」と同じ意味なんですけど
「どこから来てくれたのか」を表しています。
僕の場合ですと、Youtubeが多いですね。
次に多いのは
- 僕が作ったプログラミング教材を掲載している「Udemy」
- 僕のプロフィールがまとめてある「リンクツリー」というページ(https://linktr.ee/)
ですね。
ここで何が大切か、というと、
初級編なのに、少し難しい話になってしまうんですけど、
まず、自分のサイトですが、僕のビジネスモデルとしては、
- Youtube(説明用の教材)
- Udemy(販売用の教材)
- 僕のいろんなサイト(打田の公式など)
で、僕を知っていただくために
- 動画
- コンテンツ
を出しています。
- 自分のWebサイトの方に集約をして
- そこからメールマガジンの登録をしてもらう
これが大きな目的なんです。
なので、僕が
- 狙った通りのユーザー数が
- 狙った通りのリンク(プラットホーム=土台)から来てくれているか
この点が、非常に大切になってきます。
Clickyで解析してみて、皆さんの意図していたプラットフォームから来ていないのであれば、
(僕の例ですが)
「僕のPodcast(音声、動画配信。ストリーミング、購読できる)からもっと来てくれてるかな・・・」
と思っていたのに、ここからは意外と来てくれていなかった。
・・・ → Podcastの運用を工夫し、もう少し考え直そう!
「Podcastから、もっと僕のWebサイトに来てくれるといいのに・・・」と思っている所なので、
Clicky「リンク」を読み込むことで、あるページから目的のページへ。
誘導のための改善点が見つかるわけです。
Clicky2つめ「リンク」の画面も、よく参照していただければと思います。
3.場所(マップ)
対象エリア、Clickyのデフォルトでは「国」になっています。
場所のメニューバーから「国」「都市」「言語」「どの場所から来てくれているか」、ということを1つ1つ確認することができるんです。
特に、店舗、対面サービスなど、リアルビジネスの方に、強くオススメです!
「場所」使い方は?
「場所」を押したあとに
「ユーザーマップ」というリンクボタンがありますので、
これを押しますと、マップで表示してくれるんです(世界・国・県にピン)
特に、日本で、東京で、お菓子屋さんをやっているなら、
お店の周辺に集まるWebアクセスデータを、見ないといけないですよね。
(日本 → 関東 → 東京都内)
けっこうピンポイントで、「〇〇区」まで詳しく出てくれます。
このWebアクセス解析の情報は、お菓子ショップのようなリアルビジネスの方には、使えると思います。
リアルビジネス(店舗)の方向け・使い方
(例)東京の中野区でケーキ屋をやっています。
だけど、中野からのアクセスが少ないなぁ・・・(現状把握)
でも、新宿からは多いのはなぜだろう?(疑問)
・・・中央線で一本だから?(仮説)
という理由も、見えてきたりします。
そして
- もっと中野駅近くの人や
- 中央線沿いの、他の駅からもWebでアクセスして欲しいな
と考えたら
- 高円寺(こうえんじ)とか
- 浅佐ヶ谷(あさがや)とか
「こういうキーワードでも、自分のWebサイトが引っかかるようにしないといけないな。」
と、自然と思い浮かぶようになってきます。
Clicky初心者は「ユーザー・リンク・場所」に集中せよ
リアルビジネスにおいて、このような「マップ」(場所)からも、Web集客の作戦や対策を考えられます。
先に紹介したメニュー3つを見ただけでも、Webサイトの改善点がたくさん見つけられましたよね。
Clicky初心者で慣れていない方は、「ユーザー・リンク・場所」、この3つだけで十分です。
むしろ、この3つの解析情報を拾い上げ、集客に向けて改善できただけで、おそらく売り上げが相当上がると思います。
もちろん、その裏側の施策も色々ありそうですけど、
- まずは自分のWebサイトにアクセスを集めてくる
- 来てくれたユーザーに、サイト内で長く回遊してもらい
- ファンになってもらう
これらの手段としては、「ユーザー」「リンク」「場所」(マップ)
この3つの画面を見るだけで、十分です。
Webアクセス増は売り上げも増!
大事なことなので繰り返しますが、単純に
Webのアクセス数・絶対数を増やす、長くサイト内に回遊 = 売り上げ に直結します。
以上、Clicky初級編、3つの解析方法でした。
僕も同じように、Clickyで解析し、Webサイトに人を集めることで
- アクセスを増やしたり
- ファンを増やしたり
しています。
だいぶ結果が出てきているので、ぜひ皆さんも同じようにやっていただければと思います。
明日からできること
Segment関連で、2つとも僕のYoutube動画です。
(1) プラグインだけ!WordPressとSegment連携方法(10分でデータ収集OK)
WordPressとSegmentを連携すると、後ですごく楽になります。
まずは自分の
- Webサイト
- ワードプレス
に、Segmentを連携をしてください。
(2) 誰でも簡単導入!ClickyとSegment連携解説(5分でアクセス解析スタート)
先ほどのSegmentを使って、この記事で解説した「Clicky」と、簡単にアクセス解析としての連動ができるようになります。
僕のPC画面を見ながら、連携のやり方、操作方法を解説しています。
説明動画と同じように、ClickyとSegmentを連携していきましょう。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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