【現代の奴隷契約】請負開発で失敗契約書を公開!

請負開発の契約を失敗すると現代の奴隷契約が完成します。。。

2018年僕が経営する株式会社ルートプラスはこの記事で公開する契約で大変な赤字を出します。

正しい対処ができていれば未然に防げることなので、是非とも対処法を学んで、同じ過ちを犯さないようにしていただけると僕も公開した甲斐がありますw

また、ここで知ってほしいこととして、人は立場によってあなたへの態度を180°変えることもあるということです。*いわゆるポジショントーク

やばい契約書

相手から出された契約書

請負開発する上では契約書は自分を守ってくれる唯一のお守りなので大切に慎重に作っていただくことをお勧めしています。

例えば開発の時間がないからとか相手の都合で早く契約したいからみたいな話が来てもそこはちゃんと断りましょう。

契約書をちゃんと確認したいと言っていい時間を取ってくれないような相手は高確率でトラブルになると思いますので契約しないのが得策です。

この契約書がダメなところ

  • 納期は決まっているのに具体的な業務内容が決まってない
  • (2)上記に付随する業務といった曖昧な範囲がクライアント有利
  • 契約書に別途競技する内容が付いてない

そもそも請負開発とは

請負開発はシステムを完成させて費用を支払ってもらえるビジネスモデルです。

住宅の建築を想像してもらうとわかりやすいですが、家を立てるときは外観・内容などなど様々な項目をクリアして完成になりますよね?

それをシステムに当てはめて、全て完成したタイミングで支払いますよといった契約なわけです。

その逆は準委任契約と言って、これは時給制と思ってもらえるとわかりやすいですね!

働かせ放題も可能

で!この契約書のまずい部分は何を以って完成なのかが不明確なことです!

そうすると、クライアントが後からでも色々と注文をつけて開発させることも可能なんですね。

例えばホームページ制作とかでもよくあるんですけど、機能的には問題がなくてもデザインが気に入らないとか気分によって何度も変更を求めてくるなどそういったこともこの契約書だとできてしまうのでとても問題ですよね。

そして本当によく出てくるんですけどなにかにつけて「これじゃ使えないから金は払わない」と言ってくるのでもうモチベーションもくそもないですよねw

どうすれば良かったのか?

  • 契約書は自分から出す
  • 知人だからといって遠慮しない
  • 知人を信用しすぎない(悪いように使われた)
  • サインする前に弁護士のチェックを入れる

これらの事ができていれば辛い炎上プロジェクトにならずに済んだでしょう(涙)

自分から契約書を出す

公平な関係を結ぶためにも自分から契約書を出す。

なんだかんだ言ってお金を払う方の立場が大きくなりがちなんですよね。

しかもクライアントは iITに詳しくないパターンが非常に多いので、そういった観点からも公平性を保つために今は開発の契約は全て自分から契約書を出しています。

この契約書というのは弁護士の方にあらかじめ確認していただいて弊社のテンプレートとして使っている契約書なんですね!

やっぱり一個テンプレートとして安心できる契約書があると非常に便利です。

そんなに弁護士のことが費用がかかるわけじゃないので最初に作っておくことがおすすめですね。

遠慮せずに突っ込む

既にお世話になっている人だったり、仲良くしている人だとついつい遠慮しがちですね。僕のような陰キャラだと余計にそうかもしれません。

僕は違和感を感じたらその場で納得できるまで聞くということです。

当時の僕も違和感が無いと言ったら嘘になりまして、「これどうなんだろう?」って思うことがあっても何だかんだ相手の目を気にして聞けなかったんですよね。

そういった理由から当時は大変後悔しましたし、当時の自分が情けなくなることも今あります。

そして結局そのクライアントとは関係性が崩れてしまってその時に色々突っ込むよりも大きな損失を被ることになりました。

ここで言う損失とは金銭のみならずに人間関係の崩壊の方を僕は言っています。

もちろん金銭というのも非常に大きなものですが、それ以上に僕は人間関係が大切だと考えているので結構ここも引きずりました。。。

信用しすぎない

言われましたこれ「悪いようにはならないから」でもやっぱり人って時間がたったりとかその人のポジションが変わってしまうと気持ちも変わるんですよね。

別に疑ってかかれと言っているわけではなくて、相手に全てを委ねない方がいいという風に言っています。

弁護士チェックを入れる

弁護士って今安く顧問になってくれますよ。

知人の会社だと従業員が10名弱売り上げが2億円ちょっとある会社があるんですけどそこの顧問弁護士は大体月額5万円ぐらいらしいですね。

弁護士に見てもらうと何がいいかと言うと、最悪裁判の時に絶対不利にならないようになものはないかというのを確認してくれます。

弁護士は非常に守備的観点な確認をしてくれますね。

おそらくこの契約書も事前に弁護士チェックを入れていたら契約をせずに契約書を書いてもらうことになっていたでしょうw

なんか弁護士って専門職だからもっと高くなると思ってたんですけど意外とそうでもないんですよね。

こういった予防とか防御的なところにはなかなかお金をかけないんですけど、後になると大変なことになるので保険として顧問弁護士として契約しておくのも今の僕は良いと考えています。

まただ今僕はほとんど一人で行っているので顧問弁護士は契約していなくてだいたいスポット1時間1万円ぐらいで対応してくれるものを利用させていただいてます。

人の気持ちなんて変わるもの

最後に契約の話からは少し外れてしまうんですけど人の気持ちなんて本当にわからないものです。

これはビジネスに関わらず人間関係全般に言えることなんですけどやっぱり人ってなんだかんだ自分にインセンティブのあることしか行動しません。

なのでこの場合は契約を結んで、定額で自分の思うところまで開発してもらうことがインセンティブだったわけですね。

しかしどうやら蓋を開けてみて、上手く行かなくなった時、強硬な態度に出るわけです。

それはクライアントにはクライアントの都合があって、予算を守らないといけないこともあるでしょう。

だから、どちらが悪いということでもなくてただ他人の言う悪いようにしないとか、迷惑かけないとか、大丈夫だからとか、そういった言葉を信用しすぎると自分が裏切られたと感じて非常に辛いことになってしまいます。

そのため、自分を守るために契約書はきっちり弁護士チェックを入れることをお勧めしています。

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