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2021年に求められるエンジニアは少し変わる
結論としては、スクラッチ開発(みなさんのイメージするプログラミングです)と共にDXツールを使いこなせるエンジニアが求められるようになると予想しています。
理由をどんどん書いていきますね!
国がDXを大きく後押ししている
ここ1年くらいすごくよく聞くワードになったDXですが、2021年から本格的に補助金などを投入して国が後押しする動きになってきていますね!
そもそもDXとは?
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
経済産業省HPより
簡単に書くと、デジタル技術を用いた新サービスや業務改善全般を指しています。
業務管理に絞ってもうちょっと具体的に書くと、今までスクラッチ(0から自前で開発したシステム)でカスタム開発したシステムやエクセル管理など、統一されていないシステムや*ブラックボックスになっているシステムから脱却して、クラウドデータベースで一元管理していこうとする動き。
また、近年出てきたRPAなどを使って、人に依存しにくい業務状態を作ることもDXの1つだと僕は考えています。
*ブラックボックスとは、システムを使用する人間が中を把握できず、いつ機能不全になってもおかしくない状態のシステム
2025年問題解決に躍起になっている
経済産業省はDXを進めないと最大で年間12兆円の経済損失が出るとの資産をしており、新型コロナウィルス騒動も含めて相当前のめりになっていると考えられます。
1社につき最大6000万円の補助!
こちらは2021年に始まる事業再構築補助金の概要なのですが、かなりの額ですよね!?
こうやって国が後押しすると、世の中の流れが変わります。
流れに逆らってがんばるよりも、経済の流れに乗って適切な努力をした方が楽だと思いませんか?
ということで、打田はDX化の流れが相当加速するのではないか?と考えています。
ほとんどの企業はアナログな管理をしている
みなさんがイメージしているのはC向けのアプリやサービスを提供している企業なのかもしれませんが、日本のほとんどの会社はそんなことはなくて、古くてアナログでITリテラシーの低い会社です💦
しかし、日本の経済を担っているのはそのような会社なので、社会全体として発展していくには僕たちエンジニアが支えていく必要があるのです!
そのため、新しいアプリやサービスも大切ですが、既存事業を上手く回して日本の文化を守ることも大切なのでは?と打田は考えています。
地方の中小企業には全然エンジニアがいない
ITエンジニアは東京・大阪・福岡といった都市圏に偏って生息しています。
そのため、あまりリモートワーク文化のない地方の非IT企業がエンジニアを社内にエンジニアを抱えることはすぐには難しいでしょう。
そのため、IT企業が外注でDXを請け負っていくのが2021年だと思います。
画期的なサービスよりも他業種を支えるIT企業の方が圧倒的に多い
自社開発企業(自社でアプリやサービスを運営している会社)を目指す人の夢を折ってしまうのは申し訳ないですが、自社開発企業で利益をあげている会社はかなり少ないんです。
そのため、必然的に他業種を支える会社で仕事をするエンジニアの方が全然多いです。
しかも、自社開発企業はスキルを求められる場合がほとんどなので、まずは他業種を支える会社で働くことになります。
そういった際に、DXスキルを持っていたり、スキルやビジネスサイドを学んでなんとかしようとする気概があれば、あなたのチャンスが広がるのが2021年です。
この先も生き残る会社は必ずデジタル化に投資する
僕の知っているコロナでも利益をアップしている会社はトップがデジタル化に積極的かつ、本人も勉強しています。
そういった会社はコロナを良い機会と考え、どんどんIT・デジタルに投資しています。
そのため、DXの実現できる会社に依頼する→エンジニアにお金が回るというわけですね!
本当は1企業1エンジニア必要なんだけど…
ここは持論ですが、日本も1企業に必ず1人以上のエンジニアが必要だと思うんですけどねー
だって、このインターネット社会において、
- 業務管理
- 集客
- 販売管理
- 経理
などなど、アプリが絡まないことの方が少ないじゃないですか?
そこをわざわざ外注すると、やはりスピード感が落ちますし、意思疎通も不安定になりがち・・・
そのため、やっぱり社内にエンジニアが居る非IT企業って強いなと僕は思います。
しかし、スクラッチ開発を学ぶことには大きな意味がある
ここまでスクラッチ開発が不要であるかのような話をしてきましたが、そうではありません。
現在さまざまなITツールがありますが、これらも元を辿ればスクラッチ開発で作られたものです。
その仕組みを知らないか知っているかでは全然ツールの使い方も変わってきます。
また、どうしてもクラウドサービスで賄えない業務をスクラッチでサクッと作れるというのはかなり魅力的ですよね?
そのため、僕はスクラッチ開発の経験があって、DXもできるエンジニアが2021年最強であると結論づけました!
2021年まとめ
- スクラッチ開発の知見を持ったDX推進ができるエンジニアが最強
- スクラッチ開発(プログラミング)を学びつつ、今の会社でデジタル化をしてみる
- 虎視眈々と新しい活躍の場を探す
2021年もどうぞよろしくお願いしますm(_ _ )m
打田裕馬