独立・起業に失敗して死にたい湧いてきたので心療内科に行ってみた

毎日事業の切り盛り本当にお疲れ様です。

この記事を読んでくださっているということは、顧客対応から社内マネージメントまで色々とお疲れではないでしょうか?

僕は多い時で従業員6人・年商2000万程度の小さな IT 企業を経営していました。そこで顧客や社内メンバーとの関係などなど、色々うまくいかないことがあってかなり病んでいた時期がありました。

詳しい内容はこちらの記事で書いたものになりますのでもしよろしければご一読いただければと思います。


そんな時に死にたい消えたい気持ちが湧いてきて、夜も眠れなくなって更に仕事が捗らなくなるという悪循環に陥ってしまいました。

その時、「これは何かがおかしい」と思って色々調べた結果あり精神的なものからくる体の不調もあったのでしぶしぶ心療内科の門を叩きました。

まさか自分が心療内科にかかるわけなんてないと思っていたので、とても抵抗がありましたが、結果として行ってよかったので同じようなことで悩んでいる方にこの記事を共有したいと思います。

心療内科に行って良かったこと

  • 弱音を吐ける
  • 辛い気持ちの対処方法を教えてもらえる
  • リラックスして眠れるなど、対処療法的な薬をもらえる

このように主に対処療法的な処置は保険適用内でばっちりしてもらいます。幸い健康保険料は支払っていたので保険適用でとてもお安く見て頂いて助かりました。

初期の頃は週に1回ほど通ってだんだん良くなってくると2週間に1回に伸びましす。

投薬治療を受けた結果

その結果まずまず眠れるようになりましてだんだん仕事もはかどってきて少しずつですがどうしようもなく消えたい死にたいという気持ちが薄れてきました。

やはり時間が解決してくれるということもあってだんだんと元通りに戻ってきます。

このようにある程度時間を稼げば何とかなる場合は心療内科に行ってお薬をもらうことで解決に導いてくれることがあります。

心療内科だけでは解決できないこと

心療内科が全てを解決するわけではなくて根本的な解決は自分自身で行うしかありません。

心療内科は心の問題を扱う医療機関ですが保険適用で見ていただくとできることには限界があります。

例えば僕の場合だと親子関係があんまり良くなくて人と深い関係になるとトラブルになってしまうといった根本的な心の問題がありました。

次にお話ししますが、そういった根本的な問題は保険適用外のカウンセリングでじっくりと時間をかけてみていきます。

僕が受けた治療について

僕が行った心療内科は九段心のクリニックというところで先生1人とアシスタントは何名かという体制でやっている小さな心療内科です。

初回診療

まずはアシスタントの方と面談

counseling

金魚はかなり時間をかけていただきました。もちろん保険適用なのですがアシスタントの方に15分から20分ほどなぜ今のような状態になったのか詳細にゼロからお話ししました。

その際は一切僕を否定するようなことを言ったり余計な口をはさんだりなど全く嫌な思いはしませんでした。それどころかこちらが精神的に弱っていることもありとても丁寧に対応して頂いて本当に気持ちが楽になりました。

先生と対面

アシスタントの方がその後ヒアリング内容を先生に伝えて先生と10分ほど話しました。

先生にお話を聞いていただいて、どういったことを求めているのか?どうしていきたいのか?というのもお話を聞いていただいて、自分の状況を正確に話した上でまず対処療法的にちゃんと眠れるようにして、2、3ヶ月元気でいたいそういった希望を伝えました。

(2~3ヶ月あれば時間が解決してくれると思ったため)

そしてその日はリラックスするつまり自律神経の副交感神経を優位にしてくれる薬を処方されて帰りました。

診療費用

初診の診察料は2000円弱で薬代が1000円程度でした。当時全くお金のない僕にはとてもありがたいですね。

第2回

初回の診療で出された薬が少々強くかつ効き目が長くで空いていたので昼間も眠くなってしまいました。

そのことを話して薬の変更をしてもらうのと、実際に一週間経って気分がどう変わったか周りの上部で変わったことはないか死にたい気持ちは増幅しないかなどなど患者の状況を気にして色々ヒアリングしていただきました。

そしてその日は効き目が短くてお昼の仕事に影響が出ないような薬を出してもらって帰宅しました。

心療内科の診察とカウンセリングの違い

一言で言うと心療内科の保険適用診察は簡単なヒアリングを行って対処療法的に薬を処方することです。それに対してカウンセリングはあなたの内面の部分をじっくりと時間をかけてカウンセラーがヒアリングします。

じっくりとヒアリングするのであなたの心の根本にある問題を抽出して解決に導いてくれるのはカウンセリングです。

一番大きな違いが保険適用なのかそうでないかで保険適用だと国が範囲を決めていることもあり表面的な治療がメインになってきます。

そのため僕たちのような自分で事業をやって独立して自分で稼いでいこうというメンタルの持ち主は死にたい消えたいと思っても、一時的なものであるパターンが多いようなのでは保険適用の心療内科の診察と薬で乗り切ることができました。

薬の副作用と依存性について

僕は依存は全くありませんでした。僕が飲んでいた薬はルネスタという薬の2mgもしくは1mgを飲んでいました。

精神安定剤ルネスタ

これは前述したように緊張を和らげて副交感神経を優位にしてくれる薬なので、寝る前に飲むとよく聞いて寝つきが良くなって深い眠りが増えます。

依存のあるなしについて

結論としてはベンゾアイアゼピン系以外の精神安定剤を処方してもらうと良いです

ベンゾジアゼピン系のお薬には、抗不安作用だけでなく、催眠(眠りやすくする)

筋弛緩(筋肉の緊張をやわらげる)

抗けいれん(けいれんを鎮める)

と、計4つの作用が期待できます。また、効果実感が高い

効き目が速やか

という特徴があり、症状が辛いときの頓服薬(そのときだけ飲むお薬)として優れています。それがベンゾジアゼピン系抗不安薬のメリットでもあるのですが、その分副作用にも注意しなければいけません

元住吉こころみクリニック様より引用いたしました

徐々に薬を飲むことを忘れていきました

僕の場合は運動やその他生活改善も併せていたので、気がついたら飲まなくても自然に眠れるようになっていました。

心療内科の選び方

僕は知人の紹介と GoogleMap のレビューで決めました。

色々な心療内科の口コミなどを見ていると気付いたんですけど保険適応内の診療でも診療内容にばらつきがあるんだなということに気がつきました。

そこで保険診療でもある程度話を聞いてもらえそうな所に絞って僕は診察に行きました。

先生との相性も大きいので、何軒か回ると良い

特に心療内科は先生との相性があると思うので僕は1回目でいい先生にあたることができましたが、違和感を感じたら別の医院にセカンドオピニオンに行ってみることをお勧めします。

最後まで読んでくれたあなたへのメッセージ

最後に上から目線で恐縮ですが、皆さんは自分で事業を起こすぐらい積極的で行動力があることだと思いますので、あなたが死んでしまうことはとてももったいないです。

みんな自分の人生なので死ぬなんてことの口からは言うことができませんが、あなたが、死んでしまうことは社会の損失だと僕は思いますのでまずはゆっくり休める環境を整えていただければと思います。

追記:Chikirinさんがメンタルヘルスとネットのリスクをタイムリーに書いてくださいました。

ネットに弱みを開示することのリスク

英語圏アプリで会社や嫌な取引先に依存しない収入を作りませんか?
その裏側を紹介するメールマガジンを配信しているので、ご興味あれば覗いてみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です